Fコードで挫折する原因

Fコードで挫折してしまう人は多いと聞きます。

「Fコードなんて簡単だよ。」

という人もいるかもしれません。

しかし、僕はけっこう手こずった記憶があります。

 

なぜFコードで挫折してしまうのか

 

ギターを始めると、かなりの確率でFコードの洗礼に耐えきれずに挫折してしまう人がいます。

ではそれほどまでにFコードを習得するのが困難なのでしょうか?

もちろんある程度は苦戦するかもしれませんが

ギターでFコードを一生懸命練習して、それでもできるようにならない人なんて

ほぼいないでしょう。

 

 

ではなぜ、多くの人がFコードの時点で挫折してしまうのかというと

Fコードを習得する過程で

ギターを上達するのはとても長い道のりに思えてくるからです。

 

 

楽器の経験がない状態で、ギターを始めた人は

コードの押さえ方や、メロディーラインの指の動かし方などは

当然やったことがありません。

これまでの日常では絶対に使わないような手の動かし方をしなければならないのです。

 

初心者からギターを始める人は、一から手の使い方を脳に覚え込ませなければなりません。

Fコードで苦戦するのは当たり前のことだと初めから知っていれば

ある程度安心していただけるのではないでしょうか。

 

 

そもそもFコードってなんなのか?

 

 

僕がギターを始めたときは、ギターの本にとりあえずFコードを押さえてみよう

みたいなことが書いてありましたが、

Fコードってなんなんだ?

とりあえずコードってなんだ!?

 

そんな感じでちんぷんかんぷんだったことを覚えています。

コードというのは和音の事です。

Fコードというのは、ファ、ラ、ド の三つの音を重ねた音の事を言います。

 

(ドレミファ の音階はキーによって場所が変わるのですが、とりあえず無視します。 また別の記事で書きます。)

 

オーソドックスなFコードの押さえ方だと、

6本の弦をすべて押さえるやり方がありますが、6種類の音を出しているわけではなく6弦から

6弦 5弦 4弦 3弦 2弦 1弦

ファ ド  ファ ラ  ド  ファ

 

という音を押さえていてることになります、ファ ラ ド の三種類の音しかありませんね。

そして、この押さえ方で出す音はなんとなく明るい響きに聞こえると思います。

この3和音で明るい響きのコードの事をメジャーコードと言います。

 

この押さえ方って、一フレット目を人差し指で全部押さえる形になっていますよね。

6弦が基準の音になる押さえ方です。

6弦1フレットのFの音が基準になっているからFコードと呼ばれているのです。

 

つまり、このコードの押さえ方はFコードというよりも

明るい響きの音、メジャーコードの押さえ方ということになります

この手の形でフレットだけずらしていくと、基準の音が変わるので

色々なメジャーコードの音が出せるということになります。

Fコードを覚えれば、いろいろなメジャーコードを習得できたも同然ということです。

 

 

Fコードを押さえるコツ

 

 

では、最初はけっこう苦労するといわれているFコードで挫折しないために

そのコツを書いていきます。

 

まずは人差し指で1フレット目の弦をすべて押さえるのですが

ここが一番難しいところです。

人差し指で押さえた1弦から6弦までがきれいに鳴らない…

ということになりがちです。

 

原因は1フレット目を、人差し指の腹の部分で押さえている可能性が高いです。

指の腹で弦を押さえると、指の第一関節と第二関節の部分がへこんでいるので

実際には弦がしっかり押さえられていない、ということになります。

 

押さえ方は、人差し指の腹ではなく

若干側面の部分で押さえるようにしてみてください

指の関節部分で弦が浮いてしまうこともなく、きれいに音が出ると思います。

 

 

きれいに音が出たら、その手の形を脳みそに覚え込ませるために何度も練習してみてください。

最初は手がFコードの形を作るまでに結構時間がかかります。

どのぐらい時間がかかるかというと、

 

こんなスピードでしか押さえられないんじゃ、曲を演奏するなんてムリじゃん!

 

ってぐらい遅いかもしれません。

 

実際に僕も最初はFコードの形を作るまでに10秒以上かかっていました。

でもこんなもんです。

何度も練習していれば、自分でも信じられないくらいにパッと押さえられるようになります。

Fコードで挫折していたらもったいないですよ!

せっかく始められたのですから、楽しいギターライフを満喫してください。

 

 

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